- 9月首都圏 前月比+0.6%の3,727万円 都心部では集計開始以来初の8000万円台
- 23区は5,764万円と3ヶ月連続で上昇
- 都心6区は8ヶ月連続で上昇、8000万円の大台に
- 価格は上昇も、流通戸数は高水準ながら微減
出典/東京カンテイ『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格月別推移』
https://www.kantei.ne.jp/report/c201909.pdf
9月首都圏 前月比+0.6%の3,727万円 都心部では集計開始以来初の8000万円台
東京カンテイによると2019 年 9 月の首都圏中古マンション価格は、前月比+0.6%の 3,727 万円で 3ヶ月連続の上昇となった。都県別で見ると、東京都(+2.7%、5,165 万円)と、都全体でもまだまだ5000万円台をキープしている。
23区は5,764万円と3ヶ月連続で上昇
首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京 23 区で前月比+2.3%の 5,764 万円と3ヶ月連続で上昇した。全域的に築古事例が減少したこと(=平均築年数の若返り)に加えて、 価格水準が高い都心部での事例が増えたことも価格上昇に寄与したものとみられる。
都心6区は8ヶ月連続で上昇、8000万円の大台に
都心 6 区は前月比+1.3%の 8,065 万円と 8ヶ月連続で上昇。2002 年の集計開始以来で初めて 8,000 万円の大台に達した。周辺エリアでもプラスを示しているが、これらは価格水準が高い行政区での事例が増えたことや築年数の若返りなども影響している。
価格は上昇も、流通戸数は高水準ながら微減
中古価格の上昇は特に都心部で依然続いており、都心6区では70㎡換算で8000万円台と過去最高となったが、流通戸数も高水準をキープしている。
流通戸数は1年以上続いていた12,000戸以上の流通戸数を久々に割る11,201戸となったが、依然として流通戸数としては高水準。オリンピックに向け、中古相場はどう変わるのか。10月以降の流通戸数と価格の変化に注意していきたい。
出典/東京カンテイ『中古マンション価格と各指標の推移』
https://www.kantei.ne.jp/report/market-index.pdf