1億円以上のプレミアムマンション。立地や外観もさることながら、その間取りにこそ、その金額に値する価値が秘められています。
注目の”億ション”の間取りは広さも個性もさまざま。解説つきでまとめました。
- 1.クロスエアタワー(1億4500万円・84.51㎡・3LDK)
- 2.ブリリアタワーズ目黒(1億5800万円・72.11㎡・2LDK)
- 3.パークコート赤坂檜町ザ・タワー(2億7000万円・84.93㎡・3LDK)
- 4.二子玉川ライズ タワー&レジデンス(1億7000万円・105㎡・3LDK)
- 5.代官山アドレスザ・タワー(2億180万円・102.72㎡・3LDK)
- 6.プラウド高輪三丁目(2億5500万円・114.24㎡・3LDK)
- 7.ザ・パークハウス西麻布レジデンス(1億2800万円・67.77㎡・2LDK)
- 8.ザ・パークハウス元麻布(1億4500円・82.20㎡・2LDK)
- 9.中目黒アトラスタワー(1億8500万円・94.85㎡・2LDK)
- 10.ザ・レジデンス三田(1億1990万円・74.74㎡・2LDK)
1.クロスエアタワー(1億4500万円・84.51㎡・3LDK)
クロスエアタワーにある南東向きの3LDK。ベランダに面した横長のリビングダイニングで明るく感じられます。リビングの横には珍しい防音室が。楽器の練習や、スピーカーを使ってのスポーツ観戦、映画鑑賞など趣味の幅も広がります。9畳のベッドルームはリビングを通らずに行けるのでプライベート空間も確保できます。
クロスエアタワーは2013年1月、目黒区大橋に竣工した地上42階の超高層マンションです。共用施設が充実しており、下層部に入っている店舗をはじめ水盤に望むことのできるロビーや風格のあるエントランス、そしてホテルライクなサービスを受けることができるコンシェルジュサービスも備えられている。また6階にはガーデンラウンジ・ミーティングルーム・キッズルーム・フィットネスルーム・ゲストルーム・パーティールームを用意。39階にはタワーマンションならではのビューラウンジがあり、目黒区を一望できる圧巻の景観を楽しめる。
2.ブリリアタワーズ目黒(1億5800万円・72.11㎡・2LDK)
南向きの2LDK。リビングダイニングと2つのベッドルームにバルコニーから光が差し込む明るい造りになっています。玄関からベッドルームまでリビングダイニングを通らずにアクセスでき、プライベートが確保されます。ウォークインクローゼット・倉庫が充実しており収納場所に困ることもありません。
何より注目したいのは、柱の位置。真ん中のベッドルームからの眺望は少し遮られますが、それ以外、生活の中で柱の存在を意識することはないでしょう。空間が広く見えるうえ、コーナーに植物を置いたり、棚をぴったり置いたりとインテリアの自由度も高まります。
「駅前に森を創る」というコンセプトのもと、住宅・事務所・店舗の集う大規模再開発プロジェクトの一環として生まれたのがこのマンションで。2棟建てのツインタワーである利点を生かし共用施設も充実しており、サウスレジデンスにはラウンジ、パーティールーム、フィットネスルーム、キッズルーム、スタディルーム、ライブラリーラウンジを、ノースレジデンスには最上階に眺めを生かしたパーティールームとビューラウンジを完備。屋上のテラスも楽しめます。
3.パークコート赤坂檜町ザ・タワー(2億7000万円・84.93㎡・3LDK)
この間取りの特長はベッドルームです。大きなウォークインクローゼットがついている点はもちろんですが、廊下とリビングルーム両方から出入りすることができます。ベッドルームを通した回遊性が非常に高く、シングルや夫婦、またお子様がいるご家庭でも生活導線がとりやすく広く感じる間取りといえるでしょう。
地上44階建のパークコート赤坂檜町ザタワーには東京の眺望を思う存分に眺めることが出来るスカイラウンジ、各種のラウンジやフィットネスジムといった施設が揃っています。高層ビルでも防災面に死角はありません。最新の免震構造と制震構造のハイブリッドの構造を採用しており、建物だけではなく、防災用品の備蓄などの防災対策が施されているなど災害対策もバッチリです。
4.二子玉川ライズ タワー&レジデンス(1億7000万円・105㎡・3LDK)
二子玉川ライズタワー&レジデンスは、大型商業施設が誕生し再開発が進んだ二子玉川にある都内でも最大スケールの大規模分譲タワーマンション。
その上層階部分にある105㎡のこちらの間取りは、なんといっても角住戸ならではのダイナミックなコーナーサッシです。柱に曲線的につながることで、より開放感あるリビングが演出されています。
リビングとベッドルームのバルコニーは分かれており、トイレ以外の生活スペースがリビングの反対側にまとめられているので、客人を招いた際にも中が見られにくい導線が意識されています。
5.代官山アドレスザ・タワー(2億180万円・102.72㎡・3LDK)
代官山を歩いたことがある方は一度は目にしたことがあるであろう、代官山アドレス・ザ・タワー。
上層階100㎡以上のお部屋となると、売出し価格の実績は2億円程度まで上がります。こちらのお部屋が他の高級タワーマンションと異なる点は、徹底的に住む人にとっての機能性、快適性が考えられていること。
収納が非常に多く、エントランス横の収納スペースは拡張シューズボックスとしてだけではなく、ゴルフバッグやアウトドアグッズ、ベビーカーなどかさばるものを入れるのにぴったりです。またキッチンや水回りなども、アイランド式のように仕切りがないほうが開放的かもしれませんが、扉をつけることでリビングルームに生活感が出すぎることを防いでくれます。
洗面台は2ボウルあり、朝や晩に準備がもたつくこともありません。高級タワーマンションといえば、パブリック・プライベート完全分離、客人用のトイレと、魅せるリビング…という印象もありますが、それよりもまず、暮らす人の毎日のためにデザインされた間取りという印象です。
6.プラウド高輪三丁目(2億5500万円・114.24㎡・3LDK)
ワイドスパンの2面バルコニーという、採光・通風ゆたかなプラウド高輪三丁目の間取り。
大きなバルコニーが両側についているところに目を奪われがちですが、居室すべてが大きなバルコニーに面している点も特長です。その結果、全居室が間取りの四つ角に配置されており、家族間のプライバシーも守られやすく、二世帯での暮らしや大きなお子様のいるご家庭などにぴったりな間取りといえるでしょう。
水回りが間取りの中央の端に寄せられ、中央にはリビングと、まるで注文住宅のような回遊性の高い導線、そして二面バルコニーと、ふつうのマンションでは味わえない暮らしが実現できそうです。
7.ザ・パークハウス西麻布レジデンス(1億2800万円・67.77㎡・2LDK)
広尾駅から徒歩6分のザ・パークハウス西麻布レジデンス。
100㎡超の間取りを見たあとだとぎゅっと詰まった印象がありますが、注目すべきは「Hall」、つまり廊下の短さと柱の配置場所です。
60㎡台という面積ながら各居室が比較的広めにとれており、リビングも12畳ある秘訣は、廊下を極力短くし、かつ柱を生活スペース外に置くことで無駄なスペースを徹底的に排除していることにあります。
有効面積で考えれば、70㎡以上の間取りよりも広く使える可能性もあり、シングルや夫婦のみでの暮らしには十分な広さを叶えた、科学された間取りといえるでしょう。
8.ザ・パークハウス元麻布(1億4500円・82.20㎡・2LDK)
バルコニーに面した採光の良い開放的なリビングダイニングが特徴的。主寝室にはサービスバルコニーがあり、採光・風通りが良く良質な睡眠が担保されます。
インターナショナルな空気の流れる元麻布に佇む5階建ての低層高級レジデンスです。重厚感のある落ち着いたブラウン色のモダンな外観、大理石を使ったエントランス、ブラウン調を採用したカーペット敷の内廊下といった高級感ある造りが特徴的です。また屋上が緑化されていたり、総戸数47戸に対して3基のエレベーター(13人乗り)が配置されているなどより暮らしやすい生活への配慮がされています。
9.中目黒アトラスタワー(1億8500万円・94.85㎡・2LDK)
中目黒駅前の象徴的なマンションのひとつ、中目黒アトラスタワー。
個性的な多角形の外観は、間取りにもあらわれているが、生活空間にほとんど影響させておらず、デッドスペースはバルコニーとして採光をしっかりとるなど、多角形がうまく活かされています。
リビングの隣には今では珍しい和室があり、引き戸で仕切られているため普段は開けておくと、LDKをより広く使うことができるでしょう。
10.ザ・レジデンス三田(1億1990万円・74.74㎡・2LDK)
三田のランドマーク的な高級マンションで、1964年完成後、2014年11月に建て替えられた地上24階地下2階建ての高級タワーマンションです。当時から優れた眺望で注目を集めていましたが、建て替えによりさまざまな設備が整い、グレードをさらにアップさせています。
この間取りはワイドな開口部が特徴的。横長の間取りは採光がとりやすく、部屋全体が明るく感じやすいメリットがあります。向きは北ですが、このくらいの広い開口の間取りは南や西などに向けると夏場が暑くなりすぎることもあるため、向きは大きなデメリットにはならないでしょう。
リビングに隣接した4.1畳のベッドルームは引き戸のため、開放しておけばリビングの延長として使えるほか、小さなお子様のお部屋としても長く使えます。三田エリアらしい、堅実な間取りです。